医療レーザー脱毛は、医師免許を持った医師のみができる医療行為です。ですからクリニックに通うことで、医療脱毛を受けることができます。
それではクリニックに通って受ける施術ということは、医療保険が適用されるのでしょうか?
ここでは医療レーザー脱毛を受ける場合に保険証が使用できるのか、保険適用などについて詳しくご紹介していきたいと思います。
医療レーザー脱毛は保険証が使えない
日本は国民皆保険制度でほとんどの人が公的医療保険(健康保険、共済組合、船員保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度など)に加入しています。
ですから怪我や病気で治療を受けた際、ほとんどの場合が保険証を提示すれば自己負担額がかなり抑えられた状態で、適切な治療を安心して受けることができます。
しかし、残念ながら全ての医療行為に対して、保険証が有効になるわけではありません。たとえば正常な出産や、歯科矯正、美容整形、予防注射、健康診断などを受けた場合は全額自己負担になります。
医療レーザー脱毛についても、残念ながら現在はまだ保険適用外です。
さらに豆知識として、医療レーザー脱毛が確定申告の医療費控除の対象になるか?ということについても触れておきたいと思います。
残念ながら医療費控除に関しても、医療レーザー脱毛は控除の対象外です。やはり美容目的の治療に関しては、保険適用や医療費控除の対象にはなりません。。
医療レーザー脱毛の価格は高い?
医療レーザー脱毛が保険対象外であることはわかりましたが、医療レーザー脱毛は、エステなどの光脱毛と比較して値段が高いのでしょうか?それとも安いのでしょうか?
以前は医療レーザー脱毛は高額なイメージがありましたが、<現在は以前に比べるとかなり値段が抑えられてきています。実際に医療レーザー脱毛を行っているいくつかのクリニックの、医療レーザー脱毛の部位別金額などを調べてみることにしました。
Sパーツ(両ワキ、足の甲、足の指、手の甲、手の指、ひざ、ひたい、もみ上げ)が1回3,000-4,000円程度でレーザー脱毛を受けることができます。3回セットであれば9,000円程度になります。
全身脱毛だと200,000-300,000円あたりが多いですね。
この価格であれば、エステなどで光脱毛を受ける場合に比べても、ほとんど金額に差がないといえますね。
最近ではエステなどの光脱毛で、初めての方の場合ワキだけは回数無制限で1900円もしくは100円など非常に低価格なものもあります。このようなサロンでもワキ以外のSパーツは1回3500円以上するなど、結局はワキ以外をする場合には高くなる場合もあります。
また医療レーザー脱毛はほとんどの場合、5回レーザーを当てればムダ毛がほとんど生えてこなくなるといわれています。一方、光脱毛はほとんどの肩が8回目くらいで効果を実感し始め、ムダ毛がほとんどないお肌にするためには12回くらい光照射を行う必要があるといわれています。
ですから、Sパーツの1回あたりの金額がもし医療レーザー脱毛のほうが光脱毛より多少金額が高いとしても、ムダ毛のない状態にするまでにかかるトータルの金額は、医療レーザー脱毛のほうが安く済む場合もあります。
一方光脱毛でも、回数無制限のプランなどもあるので、最終的にどちらが安くなるのか計算する必要はありますね。
さいごに
医療レーザー脱毛では保険証は使えない事が分かりました。
また医療レーザー脱毛は、トータルでかかる値段がエステで受ける光脱毛とあまり金額が変わらないことがわかりましたね。